about

これまでのこと

2000年7月、生まれ育った京都からオーストラリアのゴールドコーストへ移住しました。数年後に主人とともにビジネスを立ち上げ、仕事の一部としてものを書くことを経験しました。その後、LOTE(Language Other Than English:第二外国語)の先生として働いているオージーの友達から、彼の日本語担当クラスを手伝わないかと誘われ、新しい環境に飛び込みたかったわたしは即答で「Yes!」。日本語教師アシスタントとしてオーストラリアの公立小学校に通うようになり、自分が日本で受けてきた教育とオーストラリアの教育との違いにとても驚き、興味をもつようになりました。

そして今後も教育現場とかかわっていきたいと思い、TAFEで”Education Support”の資格を取得しました。受講中にはPrepとYear1、LOTE(日本語)で教育実習をおこない、貴重な体験をしました。その後、現地校へ短期留学中の日本人中高生たちのお世話をする機会を得たのですが、そこでもまた、オージーと日本人の生徒の特徴や授業中の態度の違いなどを目の当たりにし、ますます「教育」の奥深さにひかれていきました。

2012年12月に待望の第一子を授かってからは育児最優先の日々が始まりました。現在はたま〜に自宅で日本語を教えたり、年に一度開催されるスピーチコンテストの日本語部門審査員をつとめたりしています。日本とオーストラリア、どちらか一方の教育が優れているとは思いませんし、オーストラリア流がベストだと確信しているわけでもありません。ですが、これからオーストラリアの教育環境で育っていくであろう我が子には、世界中どこへ行っても、自分で考え、それを堂々と言葉にできる元気のいい人に育ってほしいな〜と願っています。そしてその過程をサポートしながら、親子で一緒に楽しく遊び(play)、学び(learn)、成長(grow)することを心がけています。

「Little Teapot」って?

息子が6ヶ月になった頃からゴールドコーストの図書館が主催している”Baby Rhyme Time”に参加するようになりました。サイト名「little teapot」は、そこで習ったrhyme(ライム/遊びうた)の中の一つ『I am a little teapot』にちなんでいます。わたしが英語で覚えた最初のライムです。メロディーも振りも素朴でかわいらしく、お気に入りの一曲となりました。

が、赤ちゃん向けのうたにもかかわらず、歌詞には知らない単語がいくつか含まれていました。ちょっとなさけない気持ちになりながらも、一つ一つ辞書で調べたものです。そんなふうに始まった海外での子育てですが、人生で何度あるかわかりません。ぜひ記録しておきたいと思いました。

わからないことだらけの海外育児ですが、「Never stop learning!」の気持ちを忘れず、息子の成長とともに、わたし自身も多くを学びたいと思っています。